マイマイガについて
マイマイガは約10年周期で大発生すると言われ、今年も大発生すると予想されています。
大発生を抑制するために、マイマイガの生態を理解し、正しく・安全に駆除するようご協力をお願いします。
※ご自宅や個人の土地・建物(空き地・空き家を含む)に発生した場合は、所有者の責任として適正に処理していただくようお願いします。
下の写真は2025年7月11日に撮影したマイマイガの幼虫です。

マイマイガの生態と駆除方法
卵
出現時期は8月~翌年5月。夏に産みつけられた卵は、冬を越し翌年の5月ころ幼虫になります。扁平な固まり状に産卵し、薄茶色の鱗粉で覆います。鱗粉及び卵に毒はありません。
卵には薬剤の効果は期待できません。はぎ取って可燃ごみに出すか、土を5cmくらい掘って土中に埋めてください。削り落したまま放置すると翌年孵化する場合があります。
はぎ取る方法として、ヘラやペットボトルを輪切りにして利用すると効率的です。また、ガムテープやロール式カーペットクリーナーなどの粘着テープで卵をはぎ取る方法もあります。
作業をする際には、卵を覆っている毛が飛散し、吸い込んだり目に入ったりすることがあるので、マスクやゴーグル、ゴム手袋を着用してください。
幼虫
出現時期は5月~8月。孵化直後から糸を吐き、風によって移動します。成長すると体長は6cmほどになります。初期の幼虫の毛には毒があり、触れるとかぶれることがあります。夜行性のため昼間は葉の裏などでじっとしています。7月初旬ころにサナギになり、7月下旬ころに羽化します。
孵化してから体長1cm程度までの幼虫時は、農薬のDEP乳剤、MEP乳剤、エトフェンプロックス乳剤のほか一般的な殺虫剤も有効ですが、幼虫が大きくなるにつれ効果が薄れます。使用方法を厳守するなど、取扱には十分に注意してください。
初期の幼虫に触れるとかぶれることがあるので注意が必要です。
作業をする際には、マスクやゴーグル、ゴム手袋を着用してください。
殺虫剤を使用せずとも、ふみつぶすか、バケツに水をためて漬け込むことで駆除する事も可能です。
駆除した後は土に埋めるか、可燃ごみに出してください。
成虫
出現時期は7月~8月。成虫の寿命は7~10日間と短く、産卵を終えると死にます。色はオスが茶褐色、メスが白色。体長はオスが2~5cm程度、メスが5~10cm程度。水銀灯の明かりや白っぽい外壁、シラカバ、ヤナギ、カラマツ等の木を好みます。オスは日中活発に飛び回りますがメスはほとんど飛び回りません。成虫に毒はありません。
夜間に消灯するなど屋外の光を抑えると集まりにくくなりますが、防犯上の配慮も必要です。成虫に薬剤の使用は効果が薄いようです。
手袋をして直接手で集める方法が有効です。その際、鱗粉が舞い上がるのでマスクも着用してください。手の届かない場所の駆除には、ほうきで落としたり、ホースで放水して落とす方法もあります。
駆除した後は土に埋めるか、可燃ごみに出してください。
マイマイガの生態・被害・防除(北海道立総合研究機構林業試験場・北海道水産林務部) (PDFファイル: 2.8MB)
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更新日:2025年07月11日