鶴居村健康増進計画(第三次)(健康つるい21)

本村では、行政と住民が一体となった健康づくりの施策を推進するため、健康増進及び母子保健の推進を含む計画として「健康つるい21(第二次)」(以下、「第二次計画」という。)を平成27年4月に策定しました。

この計画では、「みんなでつながる 健康づくり」をスローガンとし、行政・住民・地域それぞれが取り組むべき課題や目標を明らかにし、心身の健康づくりに向けて、具体的な施策を推進してきました。

近年は社会情勢が急速に変化し、価値観が多様化・複雑化の進展により人々は様々な不安やストレスを抱え、個人の心身の健康を阻む要因は後を絶ちません。

特に我が国においては、世界でも有数の長寿国であると同時に少子高齢化が進行した国として、健康寿命の延伸や生涯を通じた生きがいづくり、一人ひとりが互いに支え合う地域共生社会の実現などが、重要な課題となっています。

食育においては、近年はライフスタイルの変化などもあり、栄養が偏った食事や、朝食の欠食、ストレスによる過食や体型を気にし過ぎるあまりの極端な小食や拒食、食品の安全性に対する不安、食糧自給率の低下など、食をめぐる課題も多種多様となっています。

また、我が国の自殺者数は近年、減少傾向が続き、令和元年には1万9,974人と2万人を下回りました。しかし、我が国でも広がりをみせた新型コロナウイルス感染症などの影響により、自殺者数は令和2年に増加に転じて2万907人と再び2万人を上回り、令和5年には2万1,837人まで増加しています。

そのような中、令和6年度末に第二次計画の計画期間が終了することに伴い、これまでの成果や課題、国や北海道の新たな動向を踏まえた上で、「健康づくり」、「母子保健」、「食育」及び「自殺対策」を一体的にとりまとめた「健康つるい21(第三次)」(以下、「本計画」という。)を策定します。