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それは、昭和27年(1952)のことでした。 冷害凶作で人間自身が食べるのに精一杯の日が続いていた昭和27年の12月、零下30度を超すシバレで身も凍てつくような朝、登校途中の子どもたちが雪におおわれたデントコーン畑に親子連れ3羽のタンチョウがうずくまっているのを発見しました。 学校の朝礼でその話を知った新井田準次郎校長は子どもたちと一緒になって農家からデントコーンなどの餌を集め計画的に給餌を始めたのが、積極的なタンチョウ保護の始まりでした。
その後、昭和37年に下雪裡小学校の武藤良治校長がタンチョウの餌不足を補いながら農作物の被害をふせぐと共に、この保護活動を通して児童の野鳥に対する関心を深めようと教育活動のひとつとして取り組んだことが、この活動を村内に広め、村ぐるみの保護活動のきっかけとなりました。 |
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タンチョウは昭和27年(1952)に国の特別天然記念物に指定され北海道教育委員会がその管理にあたっていたことが幸いして年々その数を増し絶滅の危機を脱することが出来たといえます。 保護の成果を確認する毎年行われる「生息一斉調査」も釧路管内の小中学校の協力なしには出来ませんでした。
これら直接タンチョウの保護活動を身につけた子供たちが成人して今日につながっているだけに村民のタンチョウに寄せる思いは格別で「鶴が居るから鶴居村」を肌で感じ保護活動が村の誇りとして村名とともに代々引き継がれて行くに違いないと信じています。 |
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ツルは全長約90〜150cmの大型の鳥で、頭と足が長く羽の色は雌雄同じか、またはよく似ていて メスはオスよりやや小型です。 分類上サギに近い鳥とされたこともありましたが、現在は 鳥綱ツル目ツル科に属します。 世界には15種のツルが生息しています。日本では秋になるとたくさんのマナヅル、ナベヅルのほか、 クロヅルやアネハヅルが九州の出水や山口の熊毛町などに渡って越冬します。 しかし、日本で繁殖するのはタンチョウだけです。 |
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タンチョウの鳴き合いは、1〜2kmもはなれたところまで聞こえるほど大きな声です。 このよく透る声の秘密は、タンチョウのもつ長い気管がラッパのような役割を果たしているからです。 気管の長さは120cmくらいもあり、長い首にそって伸びたものが胸骨の中でさらに 一巻して収まっています。 |