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釧路湿原村有地にニセアカシア植樹の件について

 鶴居村では、釧路湿原の緑化と村の特産品であるハチミツ採取の資源確保を図るため、今年6月10日に釧路湿原景勝地のキラコタン岬に通じる村有地にニセアカシアの苗木600本を植樹したところです。

 植樹したニセアカシアは、高品質な蜂蜜が採れ、街路樹や砂防林などにも利用されていますが、国の産業管理外来種に指定されており、生物多様性の保全上重要な地域付近では利用を避けることが望ましいとされています。

 植樹した場所は、釧路湿原国立公園内の普通地域に指定される村有地であり、湿原景勝地のキラコタン岬のある特別地域の境界からは約200m以上離れた箇所になりますが、カラマツや天然林等のバランスのとれた森林に囲まれ、今後村で適切な管理を行えるものとして約6,400㎡の面積に植樹しました。

 植樹した後、釧路湿原の生態系に対する影響の懸念等に関して数多くのご意見やお問合わせをいただいたことから、村では原状回復を行うことに決定し、8月4日には村の職員と関係者の協力によって植樹したニセアカシアとその苗木を囲う食害保護資材の全てを除去したところです。

 今回の事態を重く受け止め、8月9日には環境省と北海道をはじめ、釧路湿原の保護・保全に携わる団体や専門家等による関係者会議を開催し、当該地の原状回復や今後の在り方、ニセアカシアの適切な取扱いなどについて話し合いを行いました。

 村としては、関係者会議の内容等を踏まえ、植樹跡地については自然の回復に任せること、当該村有地については当面何も手を加えずそのままの状態で自然環境の保全に努めて行くこと、抜き取ったニセアカシアについては適切な方法によって全て処分することとしました。

 また、平成12年には湿原への立ち入りに係るマナー等の規制を設けたところですが、現状及び将来も見据えた釧路湿原の貴重な生態系の保全と観光振興の両立を目指すことについて、まずは村において更なる規制の改善や新たな対応策等の必要性について確認を行っていくことともしました。

 今回の件に関しましては、多くの皆様方の湿原や自然環境に対する思いに対して配慮が欠けたものと認識しております。結果として、関係機関や関係団体の皆さんにご迷惑をおかけしたうえ、鶴居村に対するイメージの低下も招いてしまう事態ともなり、村民の皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことを大変申し訳なく思っている次第です。

 顧みますと、今や国立公園である釧路湿原は、本村開拓の歴史の中で大きな関わりを持ち共生を続けてきたところであり、また、この釧路湿原に棲息し、村名の由来でもある特別天然記念物のタンチョウについては、大正後期の絶滅の危機に当時自分達の食糧を分け与えてから現在も保護活動に努めているところであり、今後も釧路湿原共々貴重な国民の財産として保護保全に努め、鶴居村のイメージ回復に向けても全力で取り組んで行く所存でありますので、引き続き、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、一連の報告とさせていただきます。

                                                            平成29年8月

                                                            鶴居村長 大石 正行

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